【大量の小魚の群れの下】には「こんなにいるの?」無限シーバスが潜伏

カヤックでサバとシーバスが釣れた カヤック挑航

今週半ばに、台風が日本海を北上していった影響でしょうか、昨日までは「うねり」が残っておりました。

本日はうねりも収まり、台風によって海況もリセットされましたので、「カヤック好釣果」が期待されるところです♪

さっそく日の出時刻の5時に出航します。

テトラポッド付近にてシーバスを狙い、ワームやバイブレーションを通してみますが、まったくアタリがありません。

そうこうしているうちに、少しずつわがカヤックは沖の方へと流されていき、気づいてみると、岸から500メートルほど離れてしまっています。

なんとなく潮の流れも緩まってきて、海面も静かになってきました。

しばらくすると、ところどころで、ボコリボコリと「ボイル」が発生し始めます。

捕食者は、きっと夏の風物詩コゾクラさんだろう」と予想します。

確認するために、ボイルの先にジグをキャストし、表層付近を通してくると、正体は初魚種となる「サバさん」でした。

カヤック周りをブルブルする独特の引きで、高速で縦横無尽に走りまわります。

丸みを帯びたテカテカした体型であり、きっと脂も乗って美味しいに違いありません♪

「今晩はサバの塩焼きだな」などと晩酌のお供に思いを寄せながら、シーバスは釣れなくとも、本日の釣果には満足して、カヤックをゆっくり漕いで帰ることとし、岸へと寄せていくのでありました。

おいしそうなサバ塩焼きのリアルなイラスト
晩酌のお供が楽しみ♪

 

釣果データ

釣れた日   2023年08月19日 07:54 大潮
魚種     サバ、シーバス
サイズ    35.0cm、56.0cm
匹数     4匹、4匹
都道府県   石川県
エリア    金沢市近辺
ヒットルアー ジグパラマイクロスリム15g(ケイムラシラス)、シーバスハンターシンペンZ95s(キビナゴフラッシュ)

 

テトラポッド近くまで戻ってくると、海面がさざなみ立っているところがあります。

よく見ると、長径30m、短径5mくらいの楕円のさざなみは、テトラ帯に沿ってゆっくりと移動しております。

風によるものでもなさそうですし、近づいて見てみると、一瞬「雨が降ってきたのかな」と勘違いしてしまうかのように、ポツポツと海面が粒立っております。

どうやら「大量のイワシの群れ」が、ゆっくりと集団で移動しており、小魚のなかには、たまに何かで狂ってしまったかのように、海面から全身を出しながら「くるくる回っている」個体も確認できます。

↓ 雨が降ってきたかのような、イワシの群れ

かつてショアジギングを始めた頃にも、似たような状況に巡り合ったことがあります。

その時は、「テトラポッドの内側」が小魚によってザワザワと粒立っておりました。

「この下にヒラメが潜んでいることがあるよ」と、わが初シーバスをおもちゃのような網でタモ入れしてくれた「先生」からお聞きし、チャンスとばかりザワザワ集団に向かってひたすらワームを投げ倒し、結局なんの反応も得られなかった日を思い出しました。

「きっとこの下には、シーバスが潜んでいるはず」とあれから数年を経て、そこそこ経験を積んだ釣り人は確信し、ジグを小イワシサイズに合わせた「ジグパラマイクロスリム15g」に替えてザワザワの中にキャストします。

表層を「ちょんちょんとリズムよく引いて、たまにフォールを入れよう」との狙いもなんのその、最初の着水でなんなくヒット!

「サバの塩焼き」気分で身も心も休止モードでしたが、獰猛なシーバスの引きにより、一気に身にスイッチが入り、魂に火が着きます。

慎重にやりとりして、エラ洗いもしのぎながら、まずは立派なシーバスを1本仕留めます。

激しいバトルを繰り広げたあとも、一団の群れは乱れることもなく、淡々と移動を続けているようです。

わがカヤックは一団を追いかけて、追いついて、またキャスト。

表層をちょんちょんとリズムよく引いて、たまにフォールを入れたところで、ヒット!

その後も続々とやってくる一団の群れの中や、群れがないところでも、すでに活性があがりきったシーバスさんは、どんどんジグに食いついてきます。

ルアーをいまだ釣った実績のない「シンキングペンシル」へと交換し、ゆっくりと引いて時折フォールを入れながら弱りきった小魚を演出します。

「バクリっ」

きっとシーバスさんも、集団を猛攻撃して無駄なエネルギーを浪費したり、集団を散らしたりするようなことはせず、集団からなんらかのショックで落ちてくる小魚を、労力を抑えて効率よく捕食しているのでしょう。

きっとイワシさんも、自分の直下に、無限にうごめく巨大な捕食者たちの姿を目にすれば、海面で狂ったようにくるくると回ったり、恐怖のあまり気絶して自然落下したりするものなのでしょう。

短時間で、これまで味わったことのないほどのヒットやリリースを重ね、これまで以上のバラシも経験し、大満足となるカヤックシーバス釣行を終えたのでした♪

 

なお、夏が旬のシーバスさんは、お刺し身にしていただき、大変美味でございましたが、期待の丸々としているように思えたサバさんは、脂が乗る時期にはまだまだ早いようでした…

初魚種のサバ。脂が乗る時期にはまだまだ早いようです…

安いお弁当に入っているような「パサパサな塩焼き」となりましたが、美味しいお酒とともにありがたくいただきました♪

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