【時合い】が来る前にシーバスの「捕食スイッチ」を入れられるのか?

コンパクトカヤックで釣れた良型シーバス2尾 カヤック挑航

まだまだ暗い3時30分にスマホのアラームで目を覚まし、歯磨きして、クーラーボックス用の保冷剤と朝ごはんのおにぎりをもって、愛車のエクストレイルに静かに乗り込ます。

コンビニで買い物する時間ロスをなくすため、前夜のうちに自ら結んでおいたおにぎりを愛車の中でほおばって、約30分かけて海へと向かいます。

よく釣れるとされる「朝マズメ」を狙うのでありますが、うす暗い中でロッドのガイドに糸を通すのに四苦八苦しているうちに、すっかり明るくなってしまいました。
(時合いを逃したかも…)

 

釣果データ

釣れた日   2022年7月9日 06:55 若潮
魚種     シーバス2、カサゴ1
サイズ    65.0cm、60.0cm、22.0cm
匹数     2匹
都道府県   石川県
エリア    金沢市近辺
ヒットルアー ジグパラブレード 23g

 

カヤックの準備を整えて4時30分に海に浮かび、いつもどおりルアーを投げ倒しますが、まだ「朝マズメ」といえる時間帯のはずなのに、まったくアタリがありません…

3日前も、朝早くから釣行開始しますがまったく釣れず、3時間後にようやくシーバスを釣り上げることができた状況となんとなく似た雰囲気であります。

↓ 朝一番が釣れるとも限りません

 

まったくアタリがないまま2時間半を経過したころ、3日前にロストしてアマゾンにて緊急補充した「ジグパラブレード」をキャストします。

「ただ巻き」で巻いてくると、ようやくやっとのことで強烈なヒット!

相当な引きです。

竿尻をひだり脇付近にあてがい、リールを右巻きで巻いて寄せ、グイグイぐいーッと潜り始めたら、ドラグを出しながら、竿先も送り込んで下げます。

竿先を強烈な引きにあわせて下げるだけにとどまらず、海中まで沈めさせられますが、のされることなく踏ん張ります。

これを何度も繰り返し、長時間勝負の耐久戦に持ち込みます。

今日の海水は濁りもなく、非常に澄んでいるので、かかったシーバスの動き、様子もよく見えます。

海中で力強く走り出すのを見て、ドラグ音が鳴り響くのを聞いて、竿先を海面に突き刺しながら必死にこらえ、少し巻き取っては寄せる、ということを6、7回ばかり繰り返します。

ようやくさすがに疲れて浮いてきた65cmのシーバスさんの口元を見ると、ジグパラブレードの2つのトレブルフックがガッチリかかっています。

安心してタモ入れ態勢に入り、お見事キャッチいたしました♪

激闘を経て、さすがに疲労困憊のシーバスさん

 

お魚がよく釣れる時間帯・状況である「時合い」が来たのか、その後も立て続けにジグパラブレードの「ただ巻き」にヒットして、竿尻をひだり脇にあてがい、慎重にバトルしてキャッチします。

続けて3匹目もヒットします。

ただ、今度は針がかりが甘いのが見てとれ、案の定バラしてしまいました…

それにしても、朝早くからコンビニにも立ち寄らず、気合満々で朝マズメに竿を振るうもアタリすらなく、3時間近く経って日も高くなってから、ようやくガンガン釣れ始めるというのは、一体全体どういうわけなのでしょうか?

これが「時合い」というものの正体のようです。

潮回りや潮の流れ、光量、海水温、酸素濃度などあらゆる要素が絡み合って「時合い」が形成されるのでしょうが、こんなにたくさんの複雑な要件を理屈ではなかなか理解しきれません…

たとえ理解できたとしても、すべてが「大自然の摂理・営み」であり、恐れ多くもわれわれ釣り人がコントロールできる類のものでもなく、「釣れ始めて」あるいは「釣れた結果」はじめて「時合い」を認識することができます。

 

とは言うものの、なんとかこの「時合い」さんに積極果敢にアプローチし、うまくお近づきになれないものかと夜な夜な想いふけって(たくらんで)いるところであります。

ですが、現時点では、これといった妙案が浮かぶばずもなく、基本に立ち返って「自分磨き」にいそしみ、「運気」を身にまとう(←モットモムズカシイ)ことしかできません。

お魚さんたちが思わずついつい口を使いたくなるくらいに、上手にルアーを泳がせる術を身につけ、腹ペコさんたちがたくさんいるところに運よく投じることができれば、「時合い」の諸条件が揃うことを待たずとも、もしかすると「時合わせ」ができるかもしれません♪

激闘シーバスを釣る前に、ひそかにカサゴさんをキープ(これで釣り運がアップした?!)


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