【カヤック釣り大敵:風】逆風で腕パンパン→陸に戻れなくなるリスク

カヤック釣りでスレがかりで釣れたシーバス カヤック挑航

昨日からずっと天気予報を見ていましたが、本日は一日中「晴れ」の予報であり、「波」もさほど高くはなく、一見「絶好の釣り日和」となっています。

ただ、大変残念なことに、「風」の強い一日となりそうです。

カヤック釣りに限らず、オカッパリからの釣りにおいても、釣り人にとって「風」は大敵です。

風のせいで、ラインが絡まってしまったり、思うようにルアーを飛ばせなかったりします…

「カヤック釣り」の場合には、さらに厄介なことに、風のせいでどんどんカヤックが流されてしまいます。

安全を確保するため、または、好ポイントに戻るため、しょっちゅうパドルを漕ぎ倒すこととなってしまい、ゆったりとした釣りを楽しむことができなくなります。

そればかりか、最悪の場合には、パドルを漕げども漕げども前に進むことができずに、陸に戻れなくなるリスクも生じます。

なので本日は、釣りに行こうか行くまいか、悩みどころでありました。

秒速8メートルの風が吹く一日

天気予報サイト「WINDY」をよく見てみると、ちょうど朝マズメの時間帯だけ色が薄くなっており、風が弱い予報となっています。

実際に海まで足を運んでみた上で、1時間ちょっとの「カヤック短期決戦」が難しそうな状況であれば、お久しぶりの「ショアジギング」をしようと心に決めて出発します。

海へと向かう道すがら、いつも確認する「お店ののぼり」は、若干いつもよりハタメイている気がいたします。

ですが海に着いてみると、思ったほど風は強くなく、すでに1艇のカヤックが先行して出航しており、わたくしも負けじと、「ショアジギ」ではなく「カヤック短期決戦」に挑むことといたしました。

 

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釣果データ

釣れた日   2023年05月21日 08:22 大潮
魚種     シーバス
サイズ    58.0cm
匹数     1匹
都道府県   石川県
エリア    金沢市近辺
ヒットルアー ジグパラブレード(イワシカラー23グラム)

 

 

早朝5時前に出航して、いつものようにテトラポッド脇でシーバスを狙うため、ジグヘッド+ワームをキャストし、ゆっくり巻いて再度投げようとすると、わがカヤックは風で北東へと流されております。

最初の一投で、流される「向き」と、流される「距離」をおおむね把握できます。

その後は、出発地点のテトラポッドの位置を常に意識しつつも、どんどん流されていくこととなり、ある程度流されたら、元の位置までパドルを漕いで戻る」を繰り返すこととなります。

ルアーを10回ほど投じ、沖の方へ流れ着いたところに「潮目」ができていました。

そこに今度は「ジグパラブレード」にジグを変更し、ただ巻きで通します。

すると幸先よくシーバスがヒット。

強い引きのお相手をカヤック近くまで寄せてきて、お姿も拝見し、いよいよタモ入れの準備に入ろうかとしたところで、ふわりとフックがはずれてしまい、シーバスさんは水底へと消えていきました…

その後も「潮目」を中心にいろんなルアーを投じて狙いますが、しばらくアタることもなく、潮目とともにかなり沖の方へとわがカヤックは流されてしまっております。

一体どのくらい流されていたのかを、帰宅後にグーグルマップで「距離計測」してみたところ、スタート地点からテトラポッドにして5列分距離にして1キロ以上、らくらくと流されておりました。

スタート地点まで戻るために、逆風のなか、久しぶりに長距離をパドルで漕ぎ倒すこととなります。

おかげで、上腕二頭筋や大胸筋に乳酸がたまることとなり、その後のキャストやリーリングに多少なりとも影響がでるほどでした…

ようやくテトラポッドそばまで戻ってくると、本日唯一のヒットルアーである「ジグパラブレード」に再登場してもらいます。

風を利用して遠投し、着底後に3回ほどしゃくり上げて、ゆっくりただ巻きで巻いてくると、ようやく本日のセカンドヒット。

ですが、今度は、高らかな「エラ洗い」によってバラしてしまいます…

予定の「1時間短期決戦」は、すでに3時間を優に超え、あきらめムードが漂う中、力の入らなくなった上半身にむち打って、本日の頼みの綱のジグパラブレードをキャストし、力なくしゃくり上げて、力なくただ巻きします。

すると、本日3度目のヒット。

残りわずかの力を振り絞り、「スレがかかり」のシーバスさんと体感5分の激しいバトルを繰り広げ、ようやく本日初キャッチ♪

激闘の数分間で、わがカヤックは再び沖の方へと流されてしまっており、風もいよいよ強さを増してきたため、パドルを必死に漕いで陸へと向かい、本日の「強風」カヤック釣行を終えることとしました。

時刻は8時半。

天気予報サイト「WINDY」を見れば、風速カラーが「水色」から「緑色」に変わる時間帯であり、急速に風速が強まっていくのを、身をもって実感した次第であります。

今後とも、カヤック釣りの大敵である「風」の強い日においては、陸に戻れなくなるといったリスクも高まりますので、できるだけカヤック釣りを控えるか、体力・腕力を増強するかしていきたいと思います。

あるいは、そろそろ船外機の購入についても、研究してまいりたいと思います。

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