【ラインブレイク】お魚との「綱引き均衡状態」でPEラインがブツリ

カヤックで釣れたダツ(Poisson-aiguille) カヤック挑航

本日も、日の出時刻の4時30分に海辺に到着し、9時ころまでたっぷりとまったりカヤック釣りを楽しみました。

釣れたのは、小さなアジと、小さなカサゴと、写真のダツだけという、何とも寂しい釣果でありました…

ですが、決して負け惜しみでもなんでもなく、たとえ釣果が伴わなくとも、わがコンパクトカヤックでのんびりと日本海に浮かび、まったりと釣り三昧をして過ごすひととき(約5時間)は、何物にも代えがたい充実した至福の時間であります♪

なお、アジもカサゴもあまりに小さいので、写真はありません。

代わりと言ってはなんですが、なぜかラパラでよく釣れるダツさんの動画です。

釣果データ

釣れた日   2022年7月5日 07:50 中潮
魚種     アジ、カサゴ、ダツ
サイズ    20.0cm、14.0cm、70.0cm
匹数     各1匹
都道府県   石川県
エリア    金沢市近辺
ヒットルアー ラパラCD11 16g

こちらの動画の端っこに、リールがチラリと映り込んでおりますが、いつものコンパクトな相棒「レガリスLT3000-CXH」ではなく、ショアジギングの際に使用する大きな「ナスキー4000XG」です。

なぜいつもの相棒でないのかといいますと、ダツを釣る前に、相棒レガリスでシーバスとバトルをしたのですが、その際にPEラインを「ブツリ」と切られてしまい、リールごと交換したからです。

かつては、お魚がかかったときに、FGノットがスッポ抜けたり、PEラインが障害物にこすれて切れたりしたことはよくあったものです。

ただ、今回のようなお魚との「綱引き均衡状態」で、PEラインを「ブツリ」と切られ、尻もちをつきそうになったのは、初めての体験であります。

要因としては、長らくライン交換していなかったことによる経年劣化が考えられます。

「釣りテキスト」の「傾向と対策」には、「釣行前にラインに傷みがないか入念にチェックし、定期的にライン交換を行いましょう」ということがきっと記載されていることでしょう。

ですが、なかなか教科書どおりには実践できないものです…
(時間も、費用もかかります…)

「釣行前の傷みチェック」については、気が向けば、リーダーとPEラインの各1メートルほどは、さらりと指でなぞって、さらりと傷みチェックを行うこともあります。

「定期的なライン交換」については、リールに十分な量の糸が巻かれていれば、なかなか「交換する」という発想にはなりにくいもの。

頻繁にラインブレイクし、残りが短くなって、フルキャストしたらラインがすべて出きってしまうような事態にまで陥れば、さすがにいよいよライン交換のタイミングとなります…

ところが、カヤック釣りでは、周囲には「海水」と、カヤック本体の「丸みを帯びたプラスチック」ぐらいしかないので、ラインがこすれて傷むリスクがほとんどありません。

よって、ラインはなかなか短くならず、「長らくライン交換がなされない」ということとなります。
(ショアからの釣りでは、頻繁にコンクリートや岩にこすらせ、あるいは根掛かりして頻繁に切れて、すぐに残り短くなって、ライン交換していました…)

カヤック釣りがメインとなってからは、ライン交換の頻度は劇的に少なくなっており、幸か不幸か一度巻いたラインは長期間使用できることとなり、人知れず経年劣化が進んでいたものと思われます。

今回は、PEラインの劣化した弱い部分に一気に力が集中し、ドラグがうまく機能する間もなく「ブツリ」と切られて、尻もちをついてしまったのでした。

ラインテンションから解放された自由の身のシーバスは、風になびくラインの切れ先を呆然と眺めるわたくしの目の前で、なお口元に残る異物をとり外さんがため天高くエラ洗いをし、そのまま水中へと消えて行きました。

 

カヤック上でFGノットを組み直す気力も自信もなく、また、岸まで近いところでの出来事でもあったので、呆然としながらパドルを漕いでいったん岸辺の車へと戻り、すでにリーダーが組んである大きなナスキーに取り替えました。

改めてシーバスを狙って再出航し、重いナスキーを装着した6.6フィートロッドを振り倒したところ、写真のダツさんがヒットし、パワーあふれるナスキーでぐいぐいと釣り上げたのでありました。


コメント