【カヤック「泳がせ」】釣った大きなアオリイカのゲソ部分が「バクリ」

泳がせ用のロッドも準備して、カヤックで出航 カヤック挑航

9月に入って「カヤックエギング」に勤しみ、運良く4、5杯釣れたときには晩酌のお供に頂いたり、ウデ悪くボウズを食らっては泣きじゃくったりする日々を過ごしております。

本日は、以前より密かに目論んでいた、釣った小さなアオリイカをエサにして泳がせる「泳がせ釣り」に初挑戦してみることとします。

わがカヤック購入時に標準装備されていた「ロッドホルダー2」を実家から引っ張り出してきて、釣ったイカを活かしておくための「スカリ」と、泳がせ用の針「チヌ針9号」をアマゾンにて購入し、針とリーダーとを結ぶ「外掛け結び」を特訓してまいりました。

ということで、わがカヤックのロッドホルダーの右側には、エギングもジギングも二刀流でこなす「カヤック用シーバスロッド6.6フィート」を、左側には、泳がせ用に「エギングロッド8フィート」をセットして出航します。

テトラ付近にてエギをしゃくり倒し、「なんとか2杯」釣ることができましたが、その後はパタリと釣れなくなってしまいました…

貴重な2杯の釣果を大事にお持ち帰りして一杯やるのか、はたまた、せっかく準備してきた「泳がせ」のために貴重な1杯をエサにして、貴重な経験を積み上げるのか?

(冷蔵庫にはイカのお刺し身ストックが備わっていることを思い描きながら)わが身とカヤックを潮の流れに任せて、ある程度沖の方へとゆっくり流されていくことにします。

ここまで沖に出れば、底は一面砂地であり障害物も何もないし、自由気ままに「泳がせ」をしてもまったく問題がありません。

「スカリ」にて元気にキープされた貴重なイカさんに、エギングロッド8フィートの竿先から垂れる糸先に見事な「外掛け結び」で結えられた「チヌ針9号」を、ブスリと突き刺します。

アオリイカの胴体の一番上大きなチヌ針を突き刺したわけなのですが、当初の思惑とは違って、幸か不幸か胴長も20センチ近くまで立派に成長してしまっているイカさんです。

皮も厚く針先を貫通させるのに大層手間取ったため、スカリの中では元気だったイカさんをすっかり弱らせてしまいました…

 

弱りきったイカさんをそっとキャストし、とても泳ぐとは思えない「泳がせ」スタートです。

ドラグは「ゆるゆる」にしてありますが、これでも弱りきったイカさんには抵抗がきつそうなので、ときおりベールを上げてフリーにしたり戻したりして、しばし放置することとします。

初めての「泳がせ釣り」ではありましたが、まったく泳いでいる雰囲気は見受けられず、もはや「えさ釣り」に近い感覚です…

↓ 狙いは、やっぱり座布団ヒラメ

 

釣果データ

釣れた日   2023年09月17日 08:10 大潮
魚種     カンパチ、アオリイカ
サイズ    33.0cm、18.0cm
匹数     1匹、2匹
都道府県   石川県
エリア    金沢市近辺
ヒットルアー ジグパラスローゼブラグロー 30g

 

「泳がせ」をしている間は、もう一本のロッドエギを投げたりジグを投げたりしながら、泳がせのアタリを待つこととします。

すると、期待してなかった「泳がせ」ロッドが、ときおり大きくしなり出し、何かが食いついているようです。

リールを巻き上げてみると、ゲソの部分がきれいに食べ尽くされてしまっており、胴体だけとなっていました。

正体はさっぱり分かりませんが、期待を込めて、その後も引き続き、胴体だけを「泳がせ」てみます。
(ここで、2匹目の生きの良いアオリイカに変更する選択肢もありました…)

これは気のせいかもしれませんが、次に胴体を回収した際には、なんとなく重い気がしましたし、なんとなく水面まで何かがイカの胴体に食らいついていた姿が見えたような気もしました。

暑さでアタマがぼーっとする中、泳がせ釣り(えさ釣り)の可能性と魅力の一端を、初めてのチャレンジで体感することができた貴重な一日となりました。

帰宅後に、泳がせで使用した5号リーダーを確認してみます。

すると、針先から15センチと8センチ付近に、普段あまり見たことのないような、キズが入っておりました。

3ミリ等間隔のキズ4つと、7ミリ間隔のキズ2つ

また、チヌ針9号の鋭いはずの針先は、「イカの皮」がしっかりとカバーをして、こびりついておりました…

 

なお、本日は青物の調子が良かったらしく、泳がせ中のジギングでは、久しぶりにサゴシがヒットしましたし、カンパチも釣れてくれました。

ただ、ジギングでヒットした青物にカヤック周りを縦横無尽に走られると、泳がせ中のラインと絡まってしまうリスクが非常に心配でした。

幸いなことに、本日の「泳がない」イカは少し離れた海底に佇んでおり、わがカヤックは沖の方へと流されていきます。

まっすぐ立てられた8フィートの竿先から海底のイカまで、ピーンとラインが張られており、その内側にて青物とやりとりすることができたので、ラインが絡まることはありませんでした。

ただ、これが本当の「泳がせ」で、生きの良いエサいろんなところを泳いでいた場合には、今回のようなジギングでヒットした際に、双方のラインが絡まるリスクが高くなるものと感じました。

それにしても、ちょうど1年ぶりにヒットしたカンパチさんは、カヤック周りを縦横無尽に走って、やりとりの終盤には「奥底へと強烈な突っ込み」を見せるなど、十分に引きを楽しませてくれました♪

アオリイカもいいけど、やっぱりお魚の引きは格別です。

強烈な引きが楽しめました(が、今回もなぜかうまくドラグが出なかったような…)

 

↓ ちょうど1年前には、「初カンパチ」ちゃんにロッドをへし折られました…

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