【ノトジマ夏のキジハタ祭り】根魚なのに「表層」で釣れるほど高活性

7月の能登島で、キジハタ(Pheasant grouper)が高活性 カヤック挑航

本日は、早朝3時にアラームをセットし、3時半には能登島へ向かって出発いたしました。

地元付近の本日の海は、たいそう波風が強い予報であり、加えて明日も明後日も雨予報です…

梅雨まっ只中のため、しばらくカヤック釣りができず、わが家にこもりっぱなしの低活性なわたくしも、波の穏やかな能登島へと向かわずにはいられませんでした。

「この時期に、能登島で何が釣れるのか?」もさっぱり分かっていませんでしたが、とにもかくにも、いても立ってもいられずに、わが愛車へと乗り込みます。

能登島へと向かう道すがら、過去に釣り上げた実績を思い返してみますと、やはり夏定番の「マゴチ」あたりが時期的にも、地形的にも狙い目になると思われます。

また、そういえば「ショアからサゴシを釣ったこともあったなぁ」と思い出し、「いつもより沖に出て、あわよくば立派な青物でも釣ったるぜぃ」と鼻息荒く目論むのでありました。

 

↓ 目論見の元凶(能登島で釣れた唯一のサゴシ)

 

釣果データ

釣れた日   2023年07月07日 06:53 中潮
魚種     マゴチ、キジハタ
サイズ    42.0cm、30.0cm
匹数     1匹、4匹
都道府県   石川県
エリア    能登島
ヒットルアー ジグパラブレード23g、青嵐ルアー(チャートバック22g)、ジグパラスロー15g

 

能登島へは約1時間半の時間をかけて、5時頃に到着します。

早速カヤックへと乗り込み、ジグパラブレード23gをキャストして、基本に忠実に着底させて、ただ巻きで引いてくると、幸先よくヒット!

「やはり!」といいますか、「もしかして、この魚種しかいないのでは!?」との錯覚に陥りながら、やや小ぶりのマゴチさんを釣り上げることができました♪

さすが能登島は、波も風もたいそう穏やかでありますが、ゆるやかな潮の流れを受けて、わがカヤックは自然と沖の方へと流れていっています。

他の船の航行に気をつけながら、能登島カヤック釣りではこれまで経験したことのないほど「沖」へと進出し、いよいよ「立派な青物」を狙うこととします。

ジグをキャストして、フォールさせて、着底を確認して、様々なアクションを加えながら巻いてきます。

着水から着底まで、おおよそ10秒程度であり、水深は15メートルくらいと想定されます。

着底を確認するのはなかなか難しいのですが、これまでさんざんジグをキャストしてきたわりに、いまだに全キャストの半分程度しか、自信をもって「着いたっ」と断言しきれません…

確認の方法は、キャスト後にPEラインをサミングしながら、「コトリ」という微かな着底音を指先に感じるために指に神経を全集中させたり、PEラインの張りが「フワリ」と抜ける瞬間を見落とさないようにラインをガン見したりすることとなります。

本日もいつもどおり、「あれ?着底したかな?」などとのんびり構えていると、時折「根掛かり」が発生してしまいました。

海底は障害物のない「砂地」とばかり思い込んでいたため、根掛かりには多少の違和感がありましたが、あたりは「藻」が豊かに生育しているようでしたし、もしかして「人工魚礁」なんかも沈められているのかもしれません。

リールを巻き取りながら、根掛かりを外そうと奮闘しているうちに、わがカヤックは根掛かり地点にまで寄せられてしまいます。

根掛かりの反対側に回り込んで引っ張ってみたり、最後の手段として竿を垂直にして引っこ抜いたりして、度重なる「根掛かり」からなんとか生還を繰り返します。

 

まったく生命反応を感じられないまま、そのうち潮が止まり、岸からおよそ2キロ付近にてわがカヤックは漂うこととなります。

引き続き、根掛かりに気をつけながら、まったり過ごしていると、静かな海面にボツボツと小魚の波紋が浮かび始めます。

にわかにカヤック周りで、小魚さんがパチャパチャし始めます。

「これは青物チャンスかぁ!?」とばかりに、ルアーをキャストし表層をただ巻きしてみます。

するとなにやらヒット!

青物とは明らかに違うずしりとした「重い」引きと慎重にバトルし、寄せてきてお姿を確認してみれば、昨年も一昨年も「この7月」に1匹づつ釣り上げていた高級魚「キジハタ」さんでありました♪

↓ 2年前の7月に、「カヤック穴釣り」でゲット!

 

それにしても、根魚の代表格ともいえるキジハタさんが、表層近くのルアーただ巻きに食ってくるなんて意外な感を受けました。

大量の小魚さんに誘われて、根に潜むのをやめ、表層で荒食いをしていたのでしょうか。

その後も表層ただ巻きや、そこからのフォールなどに毎投のように食いついてきます。

ただ、お魚さんがヒットしたあとにこちらがモタモタしていると、あっという間に根に入られてしまい、リールを巻きながらわがカヤックがそこへと寄せられていくこととなります。

ん?もしかして先ほどの多発「根掛かり」は、着底もヒットも気づかないうちに、単にキジハタに根に入られていただけだった???

その後は、活性の高いお相手をできるだけ根から遠い「表層」付近で食わせて、根に入ろうとする重い引きには、今までやったことがなかった「高速ゴリ巻き」で対抗し、久しぶりのお魚さんとのバトルを満喫することができたのでした♪


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