2週間前の能登島初カヤックにて、初チヌが釣れましたので、また味をしめて能登島までやってまいりました♪
調子に乗って、前回ヒットした「ラパラ」や「ダイソーバイブ」をジャンジャカ投げ倒しますが、お目当てのチヌさんには、本日は見向きもされません…
今朝、わが家を出発前に、インターネットで「チヌ釣り」の研究をした際に、「甲殻類型ワームを底に落とす方法も有効」との情報を得ました。
研究したわりには甲殻類型ワームを忘れてしまい、代用の青いお魚型ワームをしっかりと着底させた後、しばし放置気味にしてみます。
するとネット情報のおかげなのか、お見事ヒット!
チヌさんではなく、大きな「マゴチさん」が食いついてくれました♪
↓ マゴチ釣りには、ジグヘッド+ワームが最強です
釣果データ
釣れた日 2022年12月10日 09:40 大潮
魚種 マゴチ
サイズ 56.0cm
匹数 1匹
都道府県 石川県
エリア 能登島付近
ヒットルアー 静ヘッド+青ワーム
ジグヘッドがしっかりと上あごにかかっているようでしたので、取り込む様子を「動画にでも撮ろうかな」なんて余裕をかましつつ、小さなタモでもたもたと、なんとかカヤック上に取り込むことができました。
マゴチの固い口から針を外す作業に取り掛かるために、まずはリールのベイルをいったんあげて、ラインテンションをある程度緩め、ベイルを戻してロッドを左わきにあるロッド立てに差し込みます。
プライヤーを使って、固い上あごからジグヘッドを上手に引っこ抜きました。
引っこ抜いたジグヘッド+青ワームは、タモなどに絡まらないよう海に落としておきます。
あとはタモに入っておとなしくしている大きなマゴチさんをストリンガーにかけるだけです。
その時。
左側から「チャポン」となにやら水の音が聞こえました。
「魚が跳ねたのかな」と何気なく左を向くと、長細い竿らしきものとリールらしきものと青いワームが、なぜか透き通った水の中にあり、少しずつ沈んでいっています。
「・・・?」
しばし状況を把握できないまま、海中スローモーションを見守ります。
「んぁ~」と今年一番の情けない声を発して慌てて手を差し伸べるも、ときすでに遅しでありました。
身近にあった最も長いもの「パドル」を、浮力にあらがって沈めて底を探ろうとするも、底には到底届かないほどの深さがあります。
「やってしまった…」
わがカヤック上には、大きなマゴチは釣り上げられていましたが、釣った竿とリールの姿はどこにもありません。
うなだれて、力なくパドルを漕いで、陸地へと向かうのでした。
トボトボと上陸したあとは、虚勢を張ってマゴチさんの血抜きにとりかかります。
いまだ動揺を隠せないなか、水場でぬるりとマゴチさんがわが手からすべり落ち、貴重な釣果までも水底へと消え入りそうになるのを懸命に持ちこたえ、血抜きもそこそこに車中のクーラーボックスにて保管します。
いまだショックを引きずりながらも、「もしかしていけるかも」との淡い期待を胸に秘め、車から8フィートエギングロッドを引っ張り出し、重たいナスキー4000番をつけて、再度カヤックに乗り込みます。
ロッドを落としたあたりのボトムを未練がましく、執拗なまでにトレブルフックをズル引きに引き倒しますが、淡い期待は淡いまま、ロッドもお魚もかかることはありませんでした…
それにしても、なぜこのような「やらかし」をしてしまったのでしょうか。
どうやら、竿尻をロッドホルダーの穴に差し込む際に、カヤック椅子についている「調整ベルト」も一緒に差し込んでいたようです。
なので、深くまでロッドがしっかりと入っておらず、おそらく椅子を動かしたか何かのタイミングでベルトが引っ張られ、それに合わせてロッドが浮き上がって「チャポン」となり、海中スローモーションショーが始まったようなのです。
カヤック釣りをしていると、さまざまな出来事が起こり得ますが、今回のような大失態は、おっちょこちょいのわたくしならではの「非常にレアな出来事」なのかもしれません。
ただこの度は、わが身が水底に引きずりこまれるといった、とりわけ危険な目にあったりしたわけでもなかったので、まだまだ「ラッキーな部類のやらかし」とも言えなくもありません(ナグサミ)
今後とも気を引き締めて(気を取り直して)さまざまな経験を積み、「やらかしのご紹介」記事が増えることのなきよう、安全・安心第一のカヤック釣りを楽しんでまいりたいと思います。
↓ こんな「失態」もしていました…