【カヤック釣り歴丸4年】未だに理解できない、謎多き「潮流」と対峙

カヤックで沖テトラ脇に鉄板バイブを通したらシーバスが釣れた カヤック挑航

前回の釣行で、遅ればせながらなんとか6月中に今シーズン初シーバスを釣ることができました。

今回も調子に乗って、立て続けにシーバスを釣りあげたいところです。

意気揚々と日の出と同時に、わがカヤックをいつものサーフに出航させます。

日の出とともに、いざ出航

  

ただ本日の懸念材料は、あまり釣れないとされる潮回りの「小潮」であること。

いざ出航してみても、なんとなく潮が効いていないような気もしますし、前回のような大量のベイトは一切見られません。

ですが、そんな潮回りなどにはお構いなしに、「きっと釣れる」という楽観視と「釣れるまで粘る」のしつこい意思をもって本日もカヤック釣りに挑むことといたします♪

毎回、「4時間、5時間当たり前」とばかりにカヤックに揺られて釣りを楽しんでいるわけですが、その長時間釣行中において、「潮の流れの変化」を感じとることができます。

潮止まりの際には、あたり一面が静けさに包まれて、ピタリと動きのない「鏡」のような海面となり、その上にわがカヤックがポツンと「置かれて」いるような状況になることもあります。

また、潮が動き始めると、段々と流れが強くなっていき、沖へ沖へと流されて、ちょっぴり焦ってしまうこともあります。

わたくしもカヤック釣りを始めて丸4年が経過したわけなのですが、こうした潮の動きは、実際に海に浮かんでみて身を持って流されたりしてみて初めて分かるといった体たらくであります。

潮見表などで満潮、干潮の時間帯を把握してみたところで、いまだにいつどのような潮の動きになるのかは、さっぱり理解できておりません。。。

「今ちょうど干潮時刻だから潮止まりだな」と思って現場に入ると、はげしく潮が動いていたり、「上げ潮まっ最中の時間帯だ」とパドルを漕いて大海原に出てみると、あたり一面時が止まったかのような静けさであるということは毎度のこととなっております。

釣果データ

釣れた日   2025年07月03日 09:45 小潮
魚種     サゴシ、シーバス
サイズ    52.0cm、58.0cm
匹数     1匹、1匹
都道府県   石川県
エリア    金沢市近辺
ヒットルアー 静ヘッド+ワーム
       鉄板バイブ レッドヘッド14g

 

本日も出航して沖テトラと沖テトラの間にて2度、3度とキャストをする間に、わがカヤックが一体どの方向に、どのくらいのスピードで流されるのかを確認します。

決して潮止まり感はなかったのですが、小潮のせいなのかカヤックは同じ場所にとどまり、あまり流されることはありません。

一通りポイントと思われるところにキャストしてみますが、これまた小潮のせいなのか、全くアタリがありません。

そうこうしているうちに、少しずつ沖の方へと流されていきます。

ジグも色々とチェンジし、ジグパラスロー20gをフルキャストしたところ、PEラインが高切れしてしまいました。

カヤック上でリーダーを組んで続行するか、はたまた一旦パドルを漕いで岸に戻り、上陸して車で一休みするかを検討します。

周囲を見渡すと、ほぼ潮が止まっているようでしたし、アタリも全くないことでしたし、時間もたっぷりあることだしで、一旦車まで戻ることとします。

上陸してみると、幾分お腹の調子も怪しかったので、ここはスッキリさせてからたっぷり釣りを楽しむべく、カヤックは岸に置いたまま、車で往復10分のトイレ休憩を挟みます。

身も心も軽くなり、リーダーもガッチリ組み直して、新たな気持ちで再出航します。

また沖テトラを過ぎたあたりでキャストをしていると、今度はテトラ沿いにわがカヤックはゆっくり流されていきます。

これ幸いとばかりに、テトラ沿いにシンキングミノーをキャストし、シーバスを狙います。

すると、間違いなく錯覚なのですが、回収してきたミノーが海面から出たところに、シーバスがジャンプして宙に浮くミノーに食らいついてきた衝撃映像が目の前に飛び込んでまいりました。
(必死に空中でのフッキングを試みましたが、無論駄目でした。。。)

実際は、回収直前でミノーにヒットしたのでしょうが、鈍感なわたしはアタリに気付かずに回収し続け、そのままエラ洗いをされてフックアウトしたものと思われます。

傷心の中少しずつテトラ沿いを流されながらも、ヒットした付近をしつこくミノーで探りますが、先程のシーバスは警戒心を高めてしまっており、ルアーを学習し再度のヒットは許してくれません。

だんだんわがカヤックが流されるスピードがあがり、1本あたり200m近くある沖テトラ沿いを3本も流されてしまいます。

その間も、テトラ沿いを丁寧に探っていきますが、一向にアタリはありませんでした。

その後わがカヤックは、潮の流れが緩やかな「テトラの裏手」へと迂回し、出発地点のテトラ付近にまで戻ることとします。

裏街道を通って、先ほどシーバスをバラしたポイントまで戻ってきたところで、今度はテトラの裏側から沖の方へ鉄板バイブを投じ、潮の抵抗をとても強く感じながらルアーを巻いてきます。

テトラ間における表面上の潮の流れは、「沖から岸へ」と流れてくる「当て潮」のように見えます。

よって、ルアーを引く抵抗がこれほど強く感じるのは「ん?」だったのですが、鉄板バイブが通る海中の潮の流れは、表面とは逆の「岸から沖へ」と流れる「払い潮」のようです。

こんな浅いところでも、表層の見た目とルアーが通る深層とで潮の流れが逆となる「二枚潮」となるのかな?

沖テトラと沖テトラの間は特殊な流れになりやすいのかな?

だから未だになかなか潮の流れを理解できないのかな?

などと考えていると、強い抵抗を受けブルブルしている鉄板バイブに明確なヒット!

しばらく前に目の前で全身の姿をジャンプ一番あらわにしたシーバスさん(たぶん)が、再度ヒットしてくれました♪(もちろん確証はありません。。。)

テトラ脇の複雑な流れの中で、カヤックを振り回されながら、沈み根にも注意を払いつつ、慎重にバトルを繰り広げます。

しばらく前にバラしたシーバス(たぶん)に対し、異なるコース異なるルアーを通したことで、再度のヒットにつなげることができたのでした♪

再会したシーバスは、内蔵脂肪をたっぷり蓄えて丸々としていましたが、胃の中は空っぽで、よほどお腹が空いていたものと思われます。

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