【シマウシノシタ】長靴でなくて「クツゾコ」が釣れた(R1.10)

靴底のようなシマウシノシタ つれんづれ草

ちょうど2年前の10月に、サーフからジグを投げ倒していると、「おしゃれなソール!?」が釣れました。

引きもさほどではなく、一見すると「お魚」には見えません。

よくマンガでは、「魚が釣れない状況」の象徴的存在として、「やかん」「長靴」が釣り上げれられます。
一瞬マンガの主人公になりかけましたが、こちらは「れっきとした生物」でした。

ただ、かかと部分には、黄色と黒のいかにも「危険ですよ!」のマークがあしらわれております。

いかに空腹とは言え、さすがに食べる気にはならず、「即リリース」されるべきシロモノでしたが、ジギングで釣れた極めて稀な釣果でもありましたので、念のためナニモノなのか調べてみました。

すると、意外にもフランス料理の「高級食材」らしく、毒もないとのことでしたので、即リリース撤回とさせていただきました。

早速持ち帰って調理し、「危険な香りのソール」から、おしゃれな「シタビラメのムニエル」へと変貌を遂げ、お上品な白身を美味しくいただくことができたのでした♪

釣果データ

釣れた日   2019年10月27日 16:20
魚種     シマウシノシタ
サイズ    22.0cm
匹数     1匹
都道府県   石川県
エリア    金沢市近辺
ヒットルアー ジグパラショート30g

 

ウシノシタ(牛の舌)はシタビラメ(舌平目)とも呼ばれ、名称は紛らわしいのですが、分類上は「カレイの仲間」らしいのです。

写真のつま先部分をよーく見ると、つぶらな瞳が2つちょこんと付いているのが見てとれます。

「左ヒラメに右カレイ」との格言?!のとおり、この両目がカレイ科らしく体の右半分側(右体側)にあるようにも見えますし、シタ「ヒラメ」と呼ばれるだけあって、左半分側に付いているようにも見えます。

ただ確実に言えることは、ナンド見てみても、マッタクモッテ食欲をそそられるような姿カタチではない、ということでございます。

周囲からは、「こんなの、よく食べる気になったねぇ…」と(半ば呆れ気味に)勇者扱いを受けました。

わたくしなぞよりも、最初に食されたご先祖様こそ、いかなるご事情があったのかは察しかねますが、(きっと腹ペコで意識朦朧としていたのでしょうか)底知れない勇気を称えたい気持ちでいっぱいでございます。

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