【フックシャープナー】魚との唯一の接点「針先」も、心も共に研ぎ澄ませ

カヤック釣りでブリの幼魚56センチが釣れた カヤック挑航

約2ヶ月ぶりのカヤック釣行です♪

波が高かったり、風が強かったり、雨が降ったりして、今シーズンはなかなかカヤック釣りに行けません…

カヤックに乗れない間、なぐさみがてらアマゾンでお買い物などしていました。

なけなしのお小遣いで、ちまちまと買い揃えたものといえば、小さくとも強度の優れた「スナップ」であったり、鈍ったルアーの針先を鋭く磨き上げる「フックシャープナー」(プロックス600円)などです。

エギなんかもいくつか買い揃えていたのですが、いつの間にやら北陸でのアオリイカハイシーズンはすっかり過ぎ去ってしまいました。(今シーズンのアオリイカ釣行はわずか2回…)

2ヶ月前のカヤックエギングで使われた2.5号のリーダーがむなしくリールに巻かれたままとなっております。

これを4号リーダーへと付け替えて、大物のお魚狙いへと仕様を変更します。

高強度クイックスナップを早速リーダーの先に結びつけ、昨晩いそいそとフックシャープナーでゴシゴシ磨き上げた静ヘッドを装着して、好天の日本海へいざ出航!

そして、お久しぶりの第一投、シュバッ!

着底させて、軽いアクションを入れながら懇切丁寧に引っ張ってくると、いきなりガツンとヒットします!

エラ洗いもせずに、奥底へとぐいぐい突っ込んでいく強烈な引きです。

久しぶりにカヤックに乗ることができて、なおかつ、いともあっさりと強烈なお魚の引きを味わうことができて、最高の気分でありました♪

お魚の正体はさっぱり分かりませんが、鋭い針先がしっかりとフッキングしているようです。

ドラグを緩めながら時間をかけてじっくりとやりとりすることとします。

リーダーも4号に強化したところであり、スナップも「高強度」を付けてあるという安心感からでしょうか。

ひさびさ釣行の、1投目でのいきなりの大物とのやり取りでも、非常に落ち着いて対応することができました。

ドラグ音が鳴り響き、ロッドの先が海面に突き刺さりながら、体感5分のやりとりを終え、ようやく姿を見せたのは、黄色いラインが入った56センチの「ブリ」さんでありました。

 

釣果データ

釣れた日   2024年11月10日 10:10 小潮
魚種     フクラギ
サイズ    56.0cm、41.0cm
匹数     2匹
都道府県   石川県
エリア    金沢市近辺
ヒットルアー 静ヘッド+緑ワーム(117ウォーターメロンバック)

大物ブリさんとの激闘を終え、少なからず成長を遂げたわたくしは、その後も小ぶりなブリさんを楽々と釣り上げることができました。

ここまでは、とても順調だったのでしたが、その後はアタリからしばらく遠ざかります。

ここで、3年前にアマゾンでお安く購入し、大事に取り扱ってきた「ラパラCD」16グラムを投入します。

大事にし過ぎたためなのか、3年もの間ずっと付けっぱなしで少し錆び始めているトレブルフックを、昨晩フックシャープナーで磨こうと試みます。

ですが、静ヘッドの1フックとは違って、3つの針先×2箇所=6フックもあることから、あえなくゴシゴシを断念し、ニュートレブルフックに付け替えたばかりのラパラです。

ふわりとキャストして、5秒ほどシンキングさせて軽く引いてくると、驚きの即ヒット!

よほどラパラが優れものなのでしょうか、はたまた、ニュートレブルフックのかかりが良かったのでしょうか。

強烈な引きは、1匹目のブリさんをしのぐくらいでありましたが、なんとなく昨晩準備したものが、ことごとくうまくはまっているようにも思え、少し調子に乗り始めて鼻も伸び始め、余裕をかましてタモの準備にとりかかります。

すると、竿先にかかっていた強烈なテンションが「すっ」と消えてなくなりました。

慌てて軽くなったリールを巻いてくると、糸先が竿先でふわりと宙に舞い、風になびき、大切なラパラの姿は当然なく、4号リーダーにはいくつかキズが入っておりました。

テトラポッドの近くでのやりとりだったため、沈みテトラに擦れてしまっていたものと思われます。

調子に乗って、油断して、細心の注意を怠ってしまいました…

3年もの間、がんばって活躍してくれた唯一のラパラを失った悲しみは、逃がしたお魚よりも大きいものとなりました。

↓ ラパラについて、語っております。


本日の釣行では、お魚との唯一の接点となる「針先」を鋭くすることの重要性を学びました。

また、お魚から物理的にもっとも離れた位置にある「心」の持ちよう「油断することなく細心の注意を払う」ことの大切さを改めて痛感する一日となりました。

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