【中年痛風カヤック】守りから「攻め」の釣りへ←リスク管理も大事…

カヤックからジグヘッドでクロダイ43センチが釣れた カヤック挑航

北陸にもようやく春の陽気が訪れ、カヤックでの釣果もようやくあげることができました♪

本日はカヤック釣りの大敵である風もなく、わがカヤックが流されることもほとんどなく、ここぞと思う狙いのポイントへ、何度もルアーを投じることができます。

テトラポッドから少し沖に出たところを漂いながら、春のシーバスを狙って、ひたすら手持ちのルアーを投げ倒します。

気持ちよく海上に浮かび、朝の8時過ぎから10時過ぎまで、上半身の力を振りしぼって50投くらい投げ続けるのですが、一度たりともアタリは出ません…

「北陸の海の中は、まだまだ冬のままなのかな」
「シーバスもまだまだ寒くてテトラポッドに潜んでいるんだろう…」
とあきらめかけて、岸近くのテトラポッドを横切って帰りかけます。

なにかと「守り」に入りがちの中年男性であるわたくしは、いつもはルアーロストを恐れるあまり、テトラ周りはあまり「攻め」ません。

ですが、本日は「多少のリスクを負わなければ、美味しい釣果は得られないのだ」と、なにやら脳天に電流が走り、最後の勝負に出ることとしました。

新しいルアーは温存し、少し古くなったジグヘッド+ワームを、テトラの際へとキャストします。

テトラポッドに直撃したり、通り越したりすることもなく、珍しく狙いどおりにキワキワのところへキャストすることができました。

中年男子はほっと一安心しますが、まだまだ油断はできません。

テトラの際には、沈んだテトラもゴロゴロ転がっており、頻繁に根掛かりが発生するのです。

根掛かりしないことをお祈りしながらゆっくり巻いてくると、いつもの根掛かりとはひと味違う「ガツン」とした久方ぶりの生命反応が、ロッドを握るわが手へと伝わってきました。

古びたジグヘッドの針先が「鋭くない」だろうことが、真っ先に脳裏に浮かび、グイグイと強めの合わせを入れ、エラ洗いに注意を払いながらファイトします。

しばらくファイトするも、わたくしのロッドワークが上手だからなのか寒いからなのか、一向にエラ洗いをする素振りも見せず、グイグイと叩くような引きが続きます。

「シーバスに違いない」との中年特有の頑なな思い込みをようやく振り払い、正体の知れぬお魚とのバトルを繰り広げます。

ドラグを出しながら、テトラポッド脇で慎重にやり取りし、ようやく浮かんできた魚体を拝み見ますれば、わがホームグラウンドでは初となる「立派なクロダイさん」でありました♪

↓ 人生初クロダイは「能登島」にて

 

釣果データ

釣れた日   2023年03月19日 10:20 中潮
魚種     クロダイ
サイズ    43.0cm
匹数     1匹
都道府県   石川県
エリア    金沢市近辺
ヒットルアー 静ヘッド14g+ワーム

本日は、気温こそまだまだ低いものの、「無風」なうえに「波も穏やか」であり、絶好のカヤック日和でありました。

そろそろ待望の「今シーズン初釣果」が期待できそうな日和でもあり、一目散に「ダッシュ」をして日本海へと向かいたい気分でした。

ですが、残念ながら「ダッシュ」など到底できそうもありません。

なぜなら、数日前から、右足の親指の付け根部分が大きく赤く腫れ上がり、そよ風があたっても激痛が走ると言われる中年男性のシンボル的やまい「痛風」になってしまったからです…

「激痛」が走ります…

足を引き摺りながら、愛車へと乗り込み、アクセルも恐る恐る踏み込んで、のろのろといつもの海へと向かいます。

愛車からカヤックを下ろす際には、やや注意する必要がありましたが、「痛風」によってカヤック釣りが中止となる事態にまでは陥りませんでした。

ショアからの釣りで大遠投を繰り返したりなぞすれば、親指の付け根に全体重がのしかかり、激痛のあまりルアーならぬわが身を投じかねません…

幸いなことに「カヤック釣り」では、ほぼ上半身だけしか使わないので、足の親指に激痛が走ることはまったくなく、大好きな釣りを満喫することができました。

「痛風になっても釣りを楽しむことができる」という「カヤック釣りのメリット」をまた一つ発見することができた一日となりました♪

↓ カヤック釣りの「良いところ」を並べ立てています♪

(おまけ1)痛風とは、一体どんな病気?

痛風は、血液中の尿酸値が高くなると、足の親指の付け根部分に尿酸の結晶が蓄積し、この結晶を超攻撃的なわが白血球が攻め立てて、激痛を走らせるというやっかいな病気です。

血中尿酸値が高まってしまう原因としては、ストレスなどにより尿酸を排泄する腎臓機能が低下することや、尿酸を生み出す「プリン体」過剰に摂取することなどがあげられます。

プリン体は、明太子などの「魚卵」であったり、ウニや白子などの「美味なるもの」に多く含まれていることから、かつては「ぜいたく病」などと呼ばれていたこともあります。

わが痛風を振り返ってみますと、ここ最近は、イクラやウニを食すような贅沢なぞ何一つした覚えがありません。

どうやら「釣りに行けない」あるいは「釣れない」といった過大なストレスが最大の原因であったものと考えられます。

本日のクロダイさんが釣れてくれたおかげで、大いにストレスが解消され、きっと右親指の痛みはスーッと引いていくことでしょう。

きれいなお刺身と、お腹にたっぷり入っていた魚卵の煮付けおビールを、贅沢にありがたくいただきたいと思います♪

根掛かりについては、なんとかうまくリスク管理できたところですが、次なる「左親指に激痛が走るリスク」については、もう少し「守り」に入った方が…

 

(おまけ2)古びたジグヘッドに感謝

まる一年もの間、ルアーケースに入れたままともに戦ってきたジグヘッドは、釣行から帰る度に欠かさずサッと水洗いをしているとはいえ、やはり古びて劣化しておりました。

クロダイを釣りあげたあと、硬い上アゴからペンチで外そうとした際に、針の根元でポキリと折れてしまいました。

クロダイの硬い口から外す際に、針が折れた静ヘッド
上顎に取り残されていた「折れた針先」は、調理の際に「発掘」いたしました。

硬い口からの外し方がやや強引だったのかもしれません。

何はともあれ、お魚さんとのファイト中に折れることなく、最後まで頑張ってくれて何よりでした。
長い間活躍してくれて、ありがとう。

 

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