カヤック初乗りが、昨年の令和3年5月でした。
以降、ずっと同じ地元のサーフにて、カヤック釣行を重ねてまいりましたが、本日ようやく1年半の時を経て、いつもと違う新たな場所「能登島」にてカヤック釣りデビューを果たしました♪
↓ 1年半前、地元サーフでの本当のデビューの様子(懐かしい)
今日は、天気はとても良いのですが、外海はうねりにうねっており、地元のサーフでは、カヤックどころかショアからの釣りも難しそうです。
一方能登島付近は、波も風も穏やかな予報でしたので、愛車の初代エクストレイルに愛艇のコンパクトカヤックを載せて、早速能登島へと向かってみます。
能登島大橋を渡ると、柔らかな陽光のもと、穏やかな海が眼前に広がり、「同じ県内?」と錯覚がはじまります。
ポイントに到着し、初場所でのカヤック初出航となり、若干緊張します。
なにせ、どっぷり慣れたいつもサーフとは、なにもかも勝手が違い、「転覆しないだろうか」と心配でしたが、「1年半」培ってきた経験をもってすれば、多少の違いなぞソツなく克服し、スムーズに出航できました♪
ここ最近は1ヶ月以上もの間、まったくカヤックに乗れていなかったので、カヤック勘を取り戻すため、また入り江内の状況を把握するため、しばし「カヤック散歩」に専念することとします。
さすが「カヤックの聖地」といえます。
たいそう波は穏やかであり、風も遮られてほとんどなく、水は透き通っており、静寂のなか、ときおり天高く空を舞うトンビが「ピーヒョロロロ」と鳴いております。
快適にパドルを漕いでスイスイーと海上を進み、気持ちよ~く散策もしたかったのですが、お久しぶりとなる釣りの「禁断症状」をどうしても抑えきれず、ピューッとワームをキャストします。
静かな海面から少し沈めたところを、キビキビとしたワンピッチジャークで引いてくると、幸先よくヒット。
引きはさほどでもなく、大方の予想どおりの小さなエソさんでした。
その後もワームを投げながら、入り江内をスイスイ移動します。
「対岸の木陰付近なんかには、シーバスが居そうだな」なぞと思いながら、対岸までパドルを漕いで近づいてみると、岸の近くは底が見えるほど浅くなっておりました。
「浅いところよりも、深いところにこそ、大物が潜んでいるはずだ」などと、なんの根拠もない素人感まるだし理論をもとに、入り江内の真ん中あたりに舞い戻り、キャストを繰り返して、静かな海でのカヤック釣りを満喫します。
ピーヒョロロロ~♪
釣果データ
釣れた日 2022年11月27日 09:50 中潮
魚種 クロダイ、マゴチ
サイズ 33.0cm、55.0cm
匹数 2匹、1匹
都道府県 石川県
エリア 能登島付近
ヒットルアー ラパラCD11 16g、ダイソーバイブ20g
ワームを一通り投げ終えて、ラパラCDへとルアーを変えて、投じること5投目。
「チョン、チョン」とアクションを入れながら引いてくると、素人理論が炸裂したのか、なにやらヒット!
小気味よい引きと突っ込みを楽しみながら、リールを巻き取り、お魚さんのお姿を見てみると、なんと初めてお目にかかる「クロダイ」さん33センチでありました。
かつてはクロダイを釣りたいがために、落とし込み用のロッドと高価なタイコリールを研究した時期もありました。
研究だけ熱心にして実践しなかったこともあり、残念ながらクロダイに巡り合うチャンスが訪れることは、当然ながらありませんでした…
ただこの度は、いつもの「快適釣り場」を少し離れるという「ほんの少しのチャレンジ」をしたことで、憧れのクロダイに巡り会え、初めて釣ることができました♪
その後も、深そうな場所(実際はさほど深くない)に、いろいろなルアーを通してみます。
ダイソーバイブの出番となり、キャストしてブルブルさせながら引いてくると、グッと「重み」がかかります。
そのまま巻き取ってくるうちに、「これは藻だな」と半ば確信するような、生命感のまったくない重みでありました。
ところが。
水面に「ボワーン」と姿を見せたのは、藻のような色合いの、れっきとしたマゴチさん55センチであり、いまだぼんやりとしたまま浮かんできます。
穏やかな海でのんびり過ごしているマゴチさんは「釣られている」ことに気づいていないかのようであり、最後のタモ入れのときに、ようやく「釣られてしまった」ことに感づいたようで急に暴れ出します。
ダイソーフックがふわりと抜けたタイミングで、なんとかうまくタモにキャッチすることができました。
まだまだ絶好調ダイソーバイブの勢いは止まりません。
ただ巻きに巻いてくると、本日2匹目(生涯2匹目)の「クロダイ」さんがヒットします。
見た目も野武士のようでカッコ良く、引きも楽しめて、食べてもおいしいクロダイさんを、初めての能登島カヤックデビュー戦で2匹も釣りあげることができ、大満足の一日となりました♪
ご機嫌の帰り道では、新たな場所でカヤック釣行できた達成感と、ハンドルを握る手のひらに残るクロダイの「引きの余韻」にどっぷり浸りながら、鼻歌交じりで「のと里山海道」を快走します。
外海をチラ見すれば、つい先程まで過ごした穏やかな能登島の内海とはまるで様相が異なる「初冬の日本海の荒波」が、朝と変わらず間断なくサーフに打ち寄せておりました。
「穏やかな内海」と「荒ぶる外海」の両方のお魚に出会える環境に、あらためて感謝です♪