【キャスト百投】ルアーの極意自ずから通ず!?(R4.11サゴシ)

クーラーボックス内のサゴシ ショアの釣果

本日は、午前中は「山で畑仕事」をこなし、暖かくなった午後からは「海で釣り」をするといった、あたかも仙人のような休日を過ごしました♪

いつもの海に降り立ってみると、天気予報のとおり波がそこそこ高く、いつもの「カヤック釣り」は少々厳しそうな状況です。

なので、久しぶりにサーフからの「ショアジギング」をやることにいたします。

愛車の初代エクストレイルから、愛用ショアジギロッドの三代目クロステージCRX-1002LSJを取り出します。

愛用ロッドにリールを付けて、スナップを結んで、ジグパラスロー30gをセットして、日本海に向かってルアーを投げます。

風がやや向かい風ということもあってか、久々のせいなのか、思ったほど飛距離は出ませんでしたが、沖にあるテトラとテトラの間を狙いすましてキャストを繰り返します。

沖テトラ テトラポット サーフ
狭い間を狙ってキャスト。未だコントロールミスで、よくジグをロストします。

仙人であろうとなかろうと、約30投ほど投げ続けてみても、まったく生命反応がありません…
(釣りというものは、まことに難しいものです…)

ただ、暖かな日差しを浴びながら、体全体を使って大海原に向かって大遠投を繰り返すのは、(負け惜しみでもなんでもなく)大層気持ちがよいものであります。

引き続き仙人のごとく無欲・無心で投げ続けていると、やにわに「神通力」が発揮されたのか、40投目ほどでようやくのヒット!

無の境地から突如現実世界へと引き戻され、久々の生命反応に「ヒラメかも!?」と俗物根性丸出しの推測をして、慎重にファイトして寄せます。

打ち寄せる波にあわせてお魚を砂浜にあげてみると、まずまずサイズの「サゴシ」さんでありました♪

釣果データ

釣れた日   2022年11月06日 14:30 中潮
魚種     サゴシ
サイズ    45.0cm
匹数     1匹
都道府県   石川県
エリア    金沢市近辺
ヒットルアー ジグパラスロー ゼブラヒグロー 30g

 

以前もサーフから立て続けにサゴシさんが釣れたことがあったことを思い出しながら、すっかり欲望の塊と化した仙人は、「サゴシ大漁」を目論み、鉄の塊を投じ続けます。

↓ サゴシのヒットパターンをたまたま「上手く」掴めました♪

つい数分前の出来事である「ヒット時のジグ操作」を思い起こそうとするも、「無心」で操作していたからなのか、もの忘れが激しくなっているせいなのか、「体の使い方」「ルアーの動かし方」もさっぱり思い出せません…

おそらくですが、「ゆっくりとしたジャカジャカ巻き」をしており、「中層を上下に漂うような動き」をさせていた気がしてきましたので、同じアクションの再現を試みます。

ところが「欲望まみれのジャカジャカ巻き」では少しもアタらず、その後さらに欲望が暴走してしまい、超高速アクションを試したり、ルアーをあれこれ交換したりで、あがき倒して迷走します。

あがいた結果、「トータル約100回のキャスト」をすることとなりましたが、ヒットしたのは、釣れた際のたった1度きりでございました(魂が抜けて放心状態…)

100投分の1釣果。よくぞ釣れてくれました、感謝!

 

「釣り」で成果をあげるにあたっては、他のスポーツと同様に「心・技・体」を整えなければなりません。

そういう意味では、「本日の100投」についても、けっして無駄になることなぞなかったものと思われます。

ピッチャーの投げ込みやバッターの素振りと同様に、(負け惜しみでもなんでもなく)100回のキャストなんてものは、釣りをするにあたっては、すべてのルアーマンが避けては通れない、地道に取り組むべき基本中の基本練習であります。

ジグの飛距離を伸ばしたり、コントロールを高めたり、思うがままに操作したり、手に取るように水中での動きを把握したり、心を整えたり神通力を発揮したりできるように、これからもキャストを繰り返していかなければなりません。

しかし、さすがに100投も投げ続けると、心身ともに疲れ果て、心身ともに浄化されて、神の領域に一歩踏み入れてしまったのでしょうか。

日本海の大海原を目の前にして、「ルアー釣りの極意は、ルアーを本物にすることと云えりっ」なぞと高らかと宣いはじめ、ごく当たり前のことを「究極の真理を見出したぞ」とひとり興奮して止まず、涙ながらに全身全霊で潮風と波の音に身を包まれておりました(アブナイ…)

今後とも心を乱すことなくルアー釣りの極意大量のキャストとともに極めてまいりたいと思います♪