【日本唯一が消失!】千里浜なぎさドライブウェイ(2015年3月写真)

春先の千里浜なぎさドライブウェイをゴルフで走行(2015年3月) つれんづれ草

最近地元で話題となっている「千里浜」の砂浜を、自家用普通自動車(FF)で走っている写真です。
(今からちょうど6年前。当時はまだ釣りをしていません。)

ただ単に、「日本で唯一波打ち際を走ることができる砂浜(全長8km)」を走りたかっただけの写真です。
羽咋市にある「妙成寺」に行った帰り道であり、満潮だったのでしょうか、結構波打ち際が間近に迫っていて、走行幅は狭く感じます。

地元騒然!?(ヤフーニュースにもあがっていた)の話題というのは、この砂浜道路の一部区間が「消失」してしまい、現在通行不可となってしまったというニュースです。

「日本で唯一」であり、全国から多くの方々が楽しみに走りに来る「貴重な観光資源」でもあり、オリンピックでの「聖火リレーの走路」区間でもあるこの道は、実はもう何年も前から徐々に砂浜が痩せ細り、狭くなってきていました。

↓ 羽咋市HPで平成6年当時(50m幅)の写真が見られます
千里浜再生プロジェクト/羽咋市公式ホームページ (hakui.lg.jp)

ヤセた砂浜を回復させようと、人工リーフを沖に沈め、浜に砂がたまるように試みたり、海に直接砂を投入したりするなど対策をとってきましたが、一定の効果はあったものの、なかなか人様の思い通りにはなってくれませんでした。

そしてとうとう、一部区間(約500m)が、消失してしまったのです…
今回の一部消失の原因は、「海流の変化」であろうとされています。
海流の変化の原因は、やはり地球温暖化なのでしょうか。

この写真は、3月の曇り空でどんよりした感じですが、夏の快晴時などは、海水浴客やキス釣り人で賑わい、バスも往来し、道路標識も登場して、普通の道路よりも人一倍気を付けて走行しなければならない、活気あふれる「公道」となるのです。

報道によると、今夏の開通を目指して復旧作業が進められるとのこと。
かつてのような自然が作り上げた、きめ細かな粒子で引き締まった砂浜道路が復活することを切に願うばかりです。

釣りも含めて自然が相手となりますと、なかなか人間の思惑通りに、簡単にことが運ぶなんてことは、まぁありません。
これからも自然を尊重し、自然とともに、謙虚に過ごしていきたいと考えさせられるニュース及び6年前の写真でありました。

※ちなみに、ハンドルを握るのはわたくしの黄金の左(石川県七尾市出身花籠部屋「昭和の大横綱」を彷彿とさせる)ですし、バックミラーに写っている人影は、当時小学6年生でまだかわいらしさの残る(今や一昨日受験を終えたばかりの)上の子であります。
(時の経つのは、ハヤイハヤイ…)

※6千立米の土砂を投入した復旧工事が、4月16日に完了し、現在は通行可能となりました。
(荒天、高波のときは、従来どおり通行規制がかかりますので、ご注意願います。)

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