【脱・いつも通り】が教えてくれたミノーの力。ボウズ続きから逆転!

カヤック釣りでサゴシとクロダイが釣れた カヤック挑航

7月目前、いまだシーバスの顔を見ず…

例年であれば、遅くとも5月までには「シーズン初シーバス」を釣り上げているはずでした。 ですが、今シーズンは7月を迎えようとしているのに、未だその姿を見ていません。しかも、ここ2回の釣行は、巨大なエソと小さなダツのみという、ほぼボウズ(完敗)状態…。

このままではいけない。これまでのやり方を一度リセットし、思い切って変更を加えてみることにしました。

脱・いつも通り!今日の自分に課した3つの変更点

スランプ脱出のため、今日試すのは以下の3つです。

  1. リーダーを細くする: いつもの5号から3号へ変更。プレッシャーを下げ、ルアーの動きを良くする狙いです。
  2. ルアーを限定する: 頼りがちな静ヘッドや鉄板バイブを封印。今日は使い慣れない「ミノー」で勝負します。
  3. 攻め方を変える: 闇雲な遠投はやめ、テトラポッドに沿って平行に、ゆっくりとルアーを引いてくる作戦です。

早速、シンキングミノーをテトラ際にキャストすると、変更が功を奏したのか、すぐさま「ガツン!」とお久しぶりのヒット! しかし、残念ながら魚の姿を見る前にフックアウト…。ですが、テトラ際でのスローな動きへの反応に「これは本命だったかもしれない」と、大きな手応えを感じます。

「根掛かりか…」諦めかけた竿先に伝わった生命感

ミノーでのヒットに気を良くし、さらに大胆な攻めに出ます。 根掛かりリスクが非常に高い、沈みテトラが転がる「キワのキワ」を狙うことに。

リスク回避のため、ルアーをシンキングからサスペンドタイプのミノーへチェンジ。狙いをすまし、テトラの角スレスレをゆっくりと巻いてくると、不意に竿先が「ぐいっ」と重くなりました。

「あー、根掛かりか…」

諦め半分で巻いてみると、しかし、少しずつ何かが寄ってくる…? 半信半疑で慎重に巻き上げると、突如、海底へと突っ込む強い引き!海藻ではなかった! 力強い抵抗をいなし、水面に姿を現したのは、銀色に輝くまずまずサイズのクロダイでした。

初シーバスはお預けでも、得られた大きな収穫

この一匹は、テトラ脇に潜む魚の前を、根掛かりを恐れずにサスペンドミノーでゆっくり通したからこそ出会えた、まさに「狙って獲った」価値ある釣果でした。

初シーバスはお預けとなりましたが、スランプの中で新たな取り組みに挑み、リスクを取ることの重要性、そして「ミノー」というルアーに秘められた力を思い知らされました。 これからはもっとミノーを研究し、状況に応じて自在に使いこなせるよう、訓練を重ねていきたいと思います。

 

釣果データ

釣れた日   2025年06月28日 08:35 大潮
魚種     クロダイ、サゴシ
サイズ    37.0cm、53.0cm
匹数     1匹、1匹
都道府県   石川県
エリア    金沢市近辺
ヒットルアー サイレントアサシン99SP キョウリン
       ジグパラマイクロスリム7g カタクチ

 

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