※
写真は、SZMスズミ製 シルバームーン ショアジギングロッド1002MH。
本日、いつものように釣りに行き、いつものように根がかりして、いつものようにルアーロストを半ば覚悟しながら、力をかけて引っ張りました。
いつもと違ったことは、いつもよりやや強引だったのかもしれません…
竿の真ん中あたりで、「バギッ」という鈍い音が静かな海辺に響きました。
やってしまいました。あぁ…ごめんなさい。
出会い(令和元年 春)
トップページでも少し触れましたが、令和元年にショアジギングを始めます。
始めるにあたっては、なにはともあれ「竿」と「リール」が必要であろうことから、近くの上州屋に行って、まず最初に購入したものです。
リールとセット価格で確か1万5千円ほどでしたでしょうか。
今も上州屋の店頭には、入門用として同じようなセットが並んでいます。
当時ショアジギのこともよく分からなかったわたくしは、「シーバス、青物」と書いてあったこと、一番長かったこと(10フィート)、リールの番手も4000番と大きかったことから、このセットの購入に至りました。
リールも一応ダイワ製で、重量はそこそこありましたが、無知の強みで、最初はこんなものなんだろうと納得し、とても満足したお買い物となりました。
リールの方は、サーフでの釣りが多いこともあって、扱いもやや乱暴であったため、昨年のうちに引退しております。
(引退の主たる原因は、砂を噛んだり、それを掃除するために分解したり、もとに戻せなくなったりしたことです…)
竿の方は、あまり手入れをすることもなかったのですが、すこぶる元気でした。
一度、シーバス(60cm)を釣り上げた際に、トップガイドが外れてしまったことがありましたが、上州屋で150円ほどでガイド取り付け修理をしてもらい、15分で復活しました。
その後も(若干短くなりはしましたが)ずっと頑張り続けてくれました。
特徴
この竿で良かったところは、頑健であり、タフに扱えるという点です。
最初は分からないことだらけなので、例えば、「地面への置き方」とか「車の積み方」といったちょっとしたことでもミスはあるものです。
「投げ方」、「シャクリ方」なども含め、様々な使い方を少し無理して試すこともできます。
お陰様をもちまして、多くの貴重な経験値を得ることができました。
また、10フィートの長さもあり、硬さもMH(ミディアムヘビー)であり、投げ方は下手くそながら、まずまずの飛距離(力任せ)も出ましたし、そこそこのサイズはぶっこ抜けるパワーがありました。
他の竿のこと(とりわけ高級竿)は使ったことがないので良く分かりませんが、全体的にやはり硬めなので、しなりを使っての遠投はうまくできていなかったし、魚の繊細なアタリを捉えるのも難しかったような気がします。
(ただし、一旦かかれば、「待ってました」とばかりに持ち前のパワーが炸裂します。)
一番の思い出
当ブログでもショアでの釣果をあげさせてもらっていますが、アオリイカ以外の釣果は、すべてこの竿で釣ったものです。(※2021年1月までの釣果)
どれもナイスファイトを繰り広げた記憶が呼び起こされます。
中でも、やはりいちばん最初に釣り上げたシーバスとのやりとりは昨日のことのように鮮明に思い出されます。
この時は、「リーダーなし」、「PEライン直結び」という今思えば「野武士」のごとしのタックルで、よくぞ切れずに持ちこたえてくれました。
よく分からないながらも、本の知識や眠っていた狩猟本能を目覚めさせて、テンションを抜かないようにしたり、沖の方で泳がせてバテさせようとしたり、最後に空気を吸わせたりをしたものです。
(エラ洗いはバッシャンバッシャン5回くらいされた気がします…)
初めてのわりにはサイズも73センチと大きく、我ながらアワアワしながらも、まずまずのロッドワークを繰り広げ、見事に釣り上げたものでした。
最後に
大変悲しい出来事となりましたが、何も分からないまま入門用として購入し、多少扱いは荒かった面もありながら、約2年もの間、ともに頑張ってくれました。ありがとう!
今後、ショアジギング用に新たに1本購入を予定しておりますが、なるべくメンテナンスなどもしつつ、大事に取り扱っていきたいと考えております。
なお、壊れる想定は全くありませんでしたが、「もっと遠くへ飛ばしたい」との欲求から、そろそろロッドを新調しようと考えていました。
コスパの良さそうなメジャークラフトの「3代目 クロステージ CRX-1002LSJ 10.0フィート」が今のところ第一候補として挙がっております。
竿の長さも、シルバームーンとほぼ同じなので、購入できましたら、使用感などをレビューしていけたらと思っています。
※「シルバームーン」とはなんだろうと思って調べてみると、「一か月の間に、新月が2回来ること」らしいです。2月12日は新月でした。
コメント