「もう帰れないかと…」地形変化のサーフで挑むカヤック釣りと体力の限界

カヤックでのサーフ釣行でサゴシが釣れた カヤック挑航

半年ぶりの海へ!待ちわびたカヤックフィッシング

地元サーフでのカヤック釣りは、昨年の11月以来、実に半年以上もご無沙汰となっていました。 休みの日に限って波が高かったり、風が強かったりと、なかなかカヤックを繰り出せず、ストレスがたまる日々。

しかし、今日の予報は、波も風もない絶好のカヤック日和! 日の出時刻の4時半に現場へ到着すべく、午前3時過ぎには自然と目が覚め、4時には愛車のエクストレイルへと乗り込みます。逸る気持ちを抑え、いざ半年ぶりのサーフへ!

変わり果てたサーフ…待ち受けていた試練

意気揚々と久しぶりの地元サーフに到着すると、この冬の日本海の荒波のせいか、サーフの地形がすっかり変わってしまっていました。 これまでは、波打ち際まで車を近づけ、重いカヤックをスッと下ろして楽々と出航できたのに…。目の前には、エクストレイルで走破するには勇気がいる急勾配ができています。(もし降りられても、帰ってこれないリスクが大…)

仕方なく、少し離れた場所に車を停めて準備を整え、カヤックをソリのように砂の上を引っ張り、ようやく波打ち際へ。 少々疲れはしたものの、久しぶりのカヤック釣りができる喜びに、気分はもう最高潮です!

本命は不発…しかし、そこに救世主が!

「あっという間に、シーバスかヒラメでも釣りあげたるぜぃ!」 意気込みとは裏腹に、気持ちばかりが先走り、全くアタリがありません。カヤックは静かに沖へと流されていきます。

すると、周囲でぽつりぽつりとミニボイルが発生! 正体はなんとなく察しがつきましたが、表層付近に古めのジグを投じてみます。ようやくヒットしてくれたのは、やはりお察しのとおり、50cmほどのサゴシでした。

サゴシカッターの洗礼!ハラハラドキドキの攻防

タモ入れ後、ギザギザの鋭い歯で怪我をしないよう、ラインを傷つけないよう警戒しながらフックを外していると、タモからバシャリとまさかの脱走…。 逃がしてしまうと、なんとも悔しいもの。すぐさま新しめの小さめのジグを投じると、今度はあっという間に「サゴシカッター」の餌食に。リーダーが残り30cmという無残な姿になってしまいました。

短いリーダーに古いジグを結び直し、その後はカットされることもなく、なんとか2匹をお土産として持ち帰ることに成功!狙いの魚は釣れませんでしたが、サゴシの強烈な引きと、ラインを切られないかのハラハラドキドキのやりとりは、実に楽しい貴重な経験となりました。

 

釣果データ

釣れた日   2025年06月08日 5:13 中潮
魚種     サゴシ
サイズ    50.0cm
匹数     2匹
都道府県   石川県
エリア    金沢市近辺
ヒットルアー マギジグスロー20gグリーンゴールドアジ

 

本当の敵は、釣りの後にやってきた…

釣行後、カヤック諸道具を片付けて車まで運ぶのに3往復。そして最後に、砂がつかないようカヤック本体(確か17kg!)を抱え上げて坂を登ったのは、ご老体には相当こたえました…。 しかし、この心地よい疲労感もまた、釣りの魅力の一つですね。

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